エルデンリング しろがね人ってなんだろう

本日は「エルデンリング」に登場する「しろがね人」について、妄想します。

 

 

「エルデンリング」では、ゲームのシステム、物語の設定など、多くの事が説明されません。NPCとの会話や入手したアイテムに、わずかばかりの情報があるのみです。

そのNPCと関わらなったり、手に入れられなかったアイテムがあればーおそらく普通にプレイしていたら大量にあるー知りえないことがいっぱいあるのです。

 

私もNPC関連を少し、あと「これがあるといいよ」と紹介されてる「遺灰」や「戦灰(戦技)」の入手できる場所を調べたりはしましたが、たぶん半分も入手出来てない気がします。

 

そういった情報不足な状態で「考察」はできないので、まったくもって「妄想」です。

 

 

 

 

「しろがね村」のしろがね人

 

ゲーム内で会話ができた「しろがね人」は二人ほどいました。

私が「遺灰」としてかなりお世話になった「しろがねのラティナ」と、「リエーニエ」に隔離されたようにある「しろがね村」のアルバスという老人です。

 

アルバスによると「しろがね人」は、年を経ると脚が消えてしまうらしいです。

またラティナも脚が不自由なため、移動にはロボという狼を伴っていました。この大切な相棒を失ったラティナは、自力で「目的」を達成する事を諦め、「褪せ人」である主人公に望みを託します。その報酬(?)として自ら「遺灰」となり主人公を助けることにしたのです。

 

あとは「リエーニエ」にある「カーリアの城館」と「ミケラの聖樹」の「聖樹街」に登場する「親衛騎士ローレッタ」に「しろがね人では?」という噂があらしいです。

戦闘スタイルは騎馬なので、本当かどうかは確認できませんね。

 

ローレッタは兜で顔が見えませんが、ラティナさんは色が白く鼻のしゅっとした美麗な人です。アルバスも整った顔立ちだったと思われます。(会った時は高齢なうえに怯えて歪んだ表情だったけど)

 

そして「エルデンリング」には「敵」としても「しろがね人」がいるんですよ。

 

 

敵としてのしろがね人

 

敵として登場する「しろがね人」も「リエーニエ」で遭遇します。

多くのプレーヤーに「カエル」として親しまれていますが、「冷気」を吐くという魔法を操ったり、側転というアクロバットな攻撃をしたり、なにより棍棒で殴りかかってくるという、それなりに手ごわい敵です。

 

 

しろがね人

こんなかんじです。

ラティナさんは再現できませんが、こちらは頑張ってみました。ざっくりイメージだけ伝わる感じで。体と腕は一応「衣服」です。おそらく麻のごわっとした風合いの粗末な服を身に着けてます。

体は「カエル」と評されるように、両生類のようにぬらっぺたっとした感じでした。

 

「エルデンリング」では流血の表現がありますが、「カエル」の血液は白でした。

そういえば「しろがね村」で、脚も正気も失ったしろがね人に襲われますが、彼らの血液も白でした。

 

 

人型もカエル型も「しろがね人」なのですが、その謎は彼らを倒すと落とすことがある「しろがねの凝血」というアイテムに記載されてました。

「しろがね人」は人に創造された生命であり、黄金樹に祝福されてない穢れた命ーと考える人もいる…とのことなのです。

 

なんと「カエル」もラティナさんも人造人間だったらしいです。

さらに「しろがね人の遺灰」を手に入れてわかった事ですが、「カエル」なしろがね人は第二世代なのです。

 

ということは、ラティナさんやアルバスが第一世代??

でもこれは何とも言えないですよね。

ラティナさんが第一世代としたら、より人に近い容姿よりも機動力が重視されたことになる。ではなく、彼女が第三世代、あるいはそれ以降であり、少しでも人の形に近づこうとしたという可能性もあるわけで。

もしくは世代は「進化」ではなく単なる「役割」で分かれているかもしれない。

 

 

しろがね人の敵は「魔術師」

 

「カエル」を倒すと稀に「しろがねの盾」を落とします。これは金属製の楕円の盾ですが、これの説明文に「しろがね人の敵は魔術師」と記載され、事実この盾は「魔力」の攻撃カット率に優れています。

「魔術師」というのは「リエーニエ」の「レアルカリア魔術学院」の魔術師たちかと思います。「魔術師」は「ケイリッド」の「魔術街サリア」にもいますが、あのあたりに「しろがね人」はいないので。

 

あと「しろがねの凝血」で作れるアイテムの説明文に、「カッコウ」が「しろがね人」を嘲っているようなものがありました。「カッコウ」というのは「レアルカリア魔術学院」と契約(?)した魔術騎士の事と思われます。

 

「しろがね人(カエル)」の敵は「レアルカリアの魔術師」

「レアルカリア」の魔術騎士「カッコウ」は「しろがね人」を馬鹿にしていて、そんな魔術騎士たちの敵は「カーリア王家」

「カーリア王家」のレナラは「レアルカリア魔術学院」の統治者でもある…。

うーん。ごちゃごちゃしてきた。

 

 

カーリア王家って?

 

もともと説明が少ないゲームである上に、情報が拾いきれてないのでわからない事がいっぱいです。

 

「満月の女王レナラ」を倒すと手にはいる「追憶」というアイテムによると、「カーリア王家」を興したのはレナラのようですね。

「星見少女の伝承」というアイテムにも「星見の少女が満月と出会って女王になった」とありましたし、レナラの使っていた魔術「レナラの満月」の説明にも「女王レナラが幼き日に出会った」とありました。

 

なぜ、カーリア王家に触れてるかというと、レナラも「しろがね人」だよね?と思うからです。

レナラとの戦闘は彼女の体にダメージを与えることはなく、娘のラニによる幻想と戦うので、彼女の血の色はわかりません。

でも、第一形態でレナラの金の殻を砕いた後、彼女は這いずって「琥珀の卵」へ近寄ろうとするのです。それにレナラが生み出す「愛し子たち」には脚がありません。それは「しろがね人」のようでもあります。

 

 

レナラの子供たち

 

レナラにはラダゴンとの間に3人の子供がいます。ラニ、ラダーン、ライガードです。ラニの肉体は既に死んでおり、「リエーニエ」の神授塔で眠っています。それは焼けてしまって半身は消失していました。

ライガードは大蛇にその身を喰らわせて、一体になってしまいました。

残るのはラダーンです。彼の「追憶」はとても興味深いです。

それによると、ラダーンは「みすぼらしい痩せ馬」とずっと共にあるために、「サリア」で重力を扱う魔術を修めたというのです。

 

なぜ「サリア」で? 母親がレナラであれば「レアルカリア」で学ぶことも可能だったのではないでしょうか。「痩せ馬と共にあるため」というのは、その馬に騎乗し続けるため、負担を減らしたかったという事ですよね(ラダーンは体が大きすぎるし)。 「レアルカリア」に重力の魔法が無くても、他の魔法で何とかなる気がしますが…。なぜ「サリア」に赴いたのでしょうか。

 

私が思うのです。レナラの子供たちには「しろがね人」の特徴が出始めていたのでは?? 

ラダーン戦の時、ちょっと不思議だったんです。ラダーンの脚はふくらはぎあたりで切れていて、足の甲が無いよう見えたんです。その筒のような脚を軸に方向転換をしてたように記憶しています。ただねー。戦うっていうか逃げるに必死でしたし、砂丘での戦闘だったので砂煙で見えないってだけかもしれませんが。

 

 

でもね、もしラダーンが自らに「しろがね人」の血が流れていると知っていたら、恥じたかは分からないけど、「レアルカリア」では隠した方が無難だと判断するんじゃないかなーと。

脚が消えかけているという事実を、なんとしても隠さねばならなかったのではないでしょうか。

だから「サリア」を頼った…「サリア」の魔術師たちが「しろがね人」をどう思っていたか、重力の魔法を習得したいラダーンを訝しんだのか、そこのところはわからないけど。少なくともラダーンは見事にその魔法を修めた。

 

そして「星砕きの伝承」というアイテムの説明には「星降る夜に一人で挑み、これを砕いた 以来、星の運命は封印された」と記載されています。

根拠は無いのですが、重力を扱えるようになり、星が落ちるという意味を知ったラダーンは「狭間の地」で星が動くことを封印したのだではないでしょうか。

 

「暗黒の落とし子アステール」というボスを倒すと入手できるアイテムに、アステールがかつて流星としてこの地に降り、永遠の都を滅ぼした…というような事が書かれています。

ラダーンは重力魔法を習った時、あるいはカーリア王家の一員として育った時に、流星が運命を変える、という事も学んだのかもしれない…のみならず、流星によって滅んだ「永遠の都」への道が開くことも知っていたのかもしれない。

 

「永遠の都」への道が開くことは、たとえ腐敗で体が蝕まれ、狂ってしまっても阻止しなければならない。それがラダーンが最後まで戦い続けた理由じゃないかと思うのです。

 

 

 

「永遠の都ノクローン」

 

ラダーンを倒すと「狭間の地」にはまさに降るように星が動き出し、一つが大地に大きな穴をあけます。それこそが「永遠の都ノクローン」への入り口です。

 

その「ノクローン」では、相棒となる「写し身」の遺灰を入手できるんです。

「遺灰」というのはかつて、実際に戦ったものたちの「霊体」を呼び出せるもの。「写し身」という生き物(?)は存在したのです。

 

実際に「ノクローン」で「銀の雫」という敵と戦いますが、銀色の流体が人型に変化します。

人型に変化しない銀色のスライムみたいな「銀の雫」にも襲われました。

水銀のように動きつつ、その体の一部を大きな棘のように変形させ攻撃してきます。

 

そういえば「カエル」のしろがね人には体が赤いものがいます。彼らの攻撃方法の一つに、体じゅうから赤い棘が出しそれを周囲に放出する、というものがあり、けっこうダメージを食らいました。

この体の一部を変化させる、というのは「銀の雫」だかこそできる事なのでは?

 

また「ノクローン」には「銀の雫の殻」というアイテムが落ちていて、文字通り「銀の雫」の「殻」なのですが、その説明文に「銀の雫は生命を模倣する 模倣はやがて再誕となり いつか王になる」というような文があります。

「銀の雫」は人を模倣してやがて再誕し、それが「しろがね人」であり、その流れをレナラ達カーリアが継いでいるのでは…と思うのです。

 

 

禁じられた「源流」

 

ちょっとここだけで根拠を説明するのは難しいのですが、カーリア王家は「レアルカリア魔術学院」において「源流」を追求することを禁じました。その「源流」がざっくり、本当にざっくり言うと「星の研究」です。

 

「魂の魔女」と言われ幽閉(?)されたセレンは「輝石の魔術は星と生命の探求」という趣旨を主人公に語ります。これを禁じたカーリア王家を受け入れた学院に、セレンは嘆いていたのです。

 

カーリア王家が「星の研究」を禁じたのは、いずれ「ノクローン」に辿り着き「銀の雫」の特性を知り、「しろがね人」の秘密を知り…やがて王家に関連付けることを恐れたのでは?と妄想するわけです。

 

そのところを分かっていた、そしてラニの企みも知っていたから、ラダーンはマレニアと戦いながら、腐敗で狂った後も、降る星を重力で引き止めていたのではないでしょうか。

 

 

そんなわけで、ながなが書きましたが「エルデンリング」の「しろがね人」の妄想でした。

ゲーム上のテキストには「つぶれたカエルのような頭」と表現されてますが、私は甲羅を取られた亀みたい、って思ってました。

 

 

「エルデンリング」では「黄金律」だの「黄金樹」だの「黄金」が崇められますが、卑下されてる「しろがね」だって「白金・プラチナ」あるいは「銀」なのです。

本来はそんなに貶められるものではないけれど、「黄金樹」を上げるために、わざと落としているのでしょうね。

 

 

それでは、ゲームプレイはまだまだ先延ばしになりそうです~~。とほほ。