こんにちは。
本日は久しぶりの投稿で、久しぶりの読書感想です。珍しく推理小説を読みました。
第22回鮎川哲也賞受賞作品の文庫版で、作者は平成のエラリークイーンと言われているらしいです。
読後の感想としては、コミカライズ(アニメ化含む)を視野に入れてるのかな、でした。軽く読むには面白かったです。
と思ったらコミカライズされてました。
いろいろ薄い
事件は学校で起きるので、登場人物が多いのは良いですが、みんなキャラが薄すぎる。
誰もが怪しいとか、この人が何か隠しているのでは?という描写がほとんどないです。
なのでなんの根拠も無いけど、登場した時点で犯人に当たりが付いてしまう。役者さんで犯人がわかってしまうドラマみたいな感じに。
高校生探偵というのは良しとして、もろもろの設定の現実味も薄すぎて、つっこみどころが満載でした。
鍵となる傘まわりがぐだぐだ
この作品では、事件現場に残された傘が重要な鍵を握っていました。
傘にまつわる謎を消去法で排除して、残される真実に迫る、その過程は読み応えはあります。
ただ、消去の条件が緩すぎる。
あとリボンも現場に残されてたのですが、私が犯人ならリボンは回収するなー。なんで置いていったんだろう?というか傘も持っていく。
全てが謎解きの為の謎
傘を始めとした遺留品や犯人の動機など、全てが謎解きの為に用意された謎でした。
話の流れに乗ってしまえば、楽しめるけど、ちょいちょい「無いだろ」と引っかかると止まりっぱなし。
なんといっても犯行の動機となる出来事そのものが、あり得なすぎる。
「あれ」はそんな扱いされてないはずです。さらに言えば事件の舞台は平成、スマホがある時代です。あんなポンコツな行動しませんって!
謎解面白い
謎解きそのものは面白いです。
ホームズが初対面の人の職業から、今、どんな状況でここに居るのか言い当てる、あの感覚です。
なので、素直に突っ込まずに読み進めたら面白い。
で、この高校生探偵はアニメオタクなので、ちょいちょいアニメネタが入るのですが、あれは現実に存在するんですかね?
そのネタが小説内の出来事とリンクしてれば、それはすごいと思うんけど、私にはわからなかったのが残念でした。
そんなわけで、軽く読むには十分に楽しめました。

